みなさんお久しぶりです。

シングルスターのレベル1ジャッジ、島村です。

ゲートウォッチの誓いのフルスポイラーが公開されました。

無色でしか払えないマナ、というのは今までにない概念なのでデッキのマナバランスが難しそうですね……

今回はゲートウォッチの誓いのカードのルール的にややこしいカードや、知っているとちょっと得をするようなことを書いていこうと思います

 




盟友


  • 盟友能力は、盟友能力を持つクリーチャー自体はいわゆる「召喚酔い」が解けていなければ能力を起動できませんが、一緒にタップする同盟者クリーチャーはアンタップ状態であれば「召喚酔い」状態でも大丈夫です。
  • 盟友能力で同盟者クリーチャーをタップするのはコストなので、能力の起動に対応して同盟者クリーチャーを除去して起動を防ぐことはできません。防ぐ場合は盟友能力を持つクリーチャーを「召喚酔い」のときか、他の同盟者クリーチャーがいないときに除去しなくてはいけません。

 




無色マナ


  • であらわされるマナシンボルは無色マナを表わし、そのコストは色を持つマナ(白や青など)では支払うことができません。表にしてみると
    使用マナ\マナコスト

    不特定マナ(

    無色マナ(有色マナ(
    有色マナ(,,,,〇 × 〇 
     無色マナ(,〇 〇  ×

  このようになります。間違わないように注意してください。

  • 《荒地》は「基本」の特殊タイプを持っているので《進化する未開地》のような「基本土地」を探す能力で探してくることができます。
  • は、不特定マナではないので、《破滅の伝道者》が2体いたとしても《作り変えるもの》を0マナで唱えることは出来ず、無色マナを1つ支払わなければなりません。

 





 

 大いなる歪み、コジレック


  • 《大いなる歪み、コジレック》の唱えたときの能力は、まずコジレックを唱えたときに手札が7枚未満でなければ誘発しません。(呪文は唱えられるとスタックへ移動するため、コジレックを手札から唱えた場合はコジレックはすでに手札にはありません。)また、能力の解決時に再度手札の枚数をチェックし、手札が7枚未満であればその差の枚数のカードを引きます。
    • 例えば、手札がコジレックを含む7枚のときにコジレックを唱えると、コジレックがスタックに移動するため手札が6枚になるので、能力が誘発してスタックに乗ります。この能力はコジレック自身よりも先に解決されます。
      このままコジレックの能力を解決した場合手札が6枚なので1枚引くことになりますが、能力の解決前に《残忍な切断》撃って手札が5枚になった場合は解決時に2枚引くことができます。
  • コジレックの能力で呪文を打ち消す場合、マナコストに(X)を含む呪文の点数で見たマナコストは、スタック上では(X)は宣言した値、それ以外では(X)は0になるので注意してください。
    • たとえば、X=2で撃たれた《意思の激突》の点数で見たマナコストは3になるので、打ち消すためには《ジャディの横枝》ではなく、《ニッサの巡礼》が必要になります。

  

    • この能力は、コジレックが戦場にいないと起動できません。唱えたコジレックを打ち消しから守るためには使えません。

 




変位エルドラージ


  • 「変異」や「予示」で裏向きになったクリーチャーが《変異エルドラージ》の能力で追放された場合、それの表側がパーマネントであれば、表向きの状態で戦場に戻ります。インスタントやソーサリーのような非パーマネントだった場合、戦場には戻らずに追放領域に残ったままになります。
  • トークンが追放された場合、それは戦場には戻らずに追放領域で消滅します。

 




無常な処罰


  • 必要なものが足りない選択はすることができません。
    • 手札が1枚しかないときにカードを2枚捨てたり、クリーチャーがいないときにクリーチャーを生け贄に捧げたり、プレインズウォーカーがいないときにプレインズウォーカーを生け贄に捧げたりはできません。

 




死すべき定め


  • この能力は、能力の解決時に戦場にいたクリーチャーだけが「呪禁」と「破壊不能」を失います。
    後から戦場に出た《龍王オジュタイ》や、後から能力を起動した《ゼンディカーの同盟者ギデオン》や《伐採地の滝》は能力を失っていません。
    • もちろん、そのあとに再度《死すべき定め》の能力を起動すれば、「呪禁」と「破壊不能」は失われます。

  

 





野生生まれのミーナとデーン


  • 《野生生まれのミーナとデーン》が戦場にいなければ追加の土地はプレイできません。
    • 例えば、土地を戻す能力に対応してミーナとデーンが除去された場合、追加で土地をプレイすることができなくなります。
  • また、追加の土地をプレイした後に新しい《野生生まれのミーナとデーン》を出しても、さらに追加で土地のプレイは出来ません。

 




さまよう噴気孔


  • パワーとタフネスを入れ替える効果は他のパワーやタフネスに修正を与える効果をすべて適用した後、最後に適用されます。
    • 例えば、装備品と《武器の熟練者》をコントロールしている状態で《さまよう噴気孔》をクリーチャー化した場合、2/4になり、さまよう噴気孔の能力を起動した場合は4/2になります。

  • クリーチャー化しているときに受けた効果は、効果時間が過ぎていなければクリーチャーでなくなっても適用され続けているので注意してください。
    • 例えば、《さまよう噴気孔》をクリーチャー化して相手のクリーチャーをブロックした後に、対戦相手が《束縛なきテレパス、ジェイス》の+能力で噴気孔に-2/-0修正を与えてターンを終了したとします。
      ジェイスの+能力はこちらのターンになっても続いているので、自分のターンに噴気孔をクリーチャー化した場合、噴気孔のパワーとタフネスは-1/4となっているため、パワーとタフネスを入れ替えてしまうと噴気孔はタフネスが-1になって死亡してしまいます。

 





海門の残骸


  • 《海門の残骸》の能力は手札にカードが無い時にだけ起動できますが、《海門の残骸》を複数枚コントロールしていて手札が無い場合、《海門の残骸》の能力を起動し、それに自ら対応して2枚目以降の《海門の残骸》の能力を起動することで複数枚のカードを引くことができます。

 

いかがだったでしょうか。

この記事を参考に、是非新環境の勝利をつかみ取ってください!

ではまた次回!